埼玉県で高校受験をする中学生や保護者の方なら、一度は「北辰テストで何点取れば確約が取れるの?」と気になったことがあるのではないでしょうか。
特に中学3年生になると、
「北辰テストで何点必要?」
「偏差値はいくつあれば確約が取れる?」
「内申点も関係する?」
「偏差値60ならどこの高校で確約が取れる?」
など、いろいろな疑問が出てきます。
結論から言うと、北辰テストは「何点取ったら確約」という単純な仕組みではありません。
埼玉県の私立高校では、北辰テストの偏差値や中学校の通知表の内申点などを使って、個別相談で合格の見込みを判断するケースが多くあります。高校によって基準は異なります。
北辰テストは何点取れば確約?
まず一番知りたいところですが、実は、
「北辰テストで○○点取れば確約」という全国共通・埼玉県共通の基準はありません。
なぜなら、北辰テストでは単純な得点だけではなく、北辰偏差値が重要になるからです。
北辰テストの公式サイトでも、個人成績票には得点だけではなく「北辰偏差値」が表示され、埼玉県内の同学年の中で自分がどの程度の位置にいるのかを確認できる仕組みになっています。
そのため、
「5教科で何点だった」
だけを見るのではなく、
「北辰偏差値がいくつだったか」
を見ることが重要です。
例えば北辰テストで300点なら確約できる?
ここも注意が必要です。
仮に5教科で300点だったとしても、それだけで「確約が取れる」とは言えません。
テストの難易度によって平均点が変わるためです。
同じ300点でも、
平均点が250点のテストと、
平均点が300点のテストでは、
意味が違います。
北辰テストでは、こうした点を考慮して偏差値が算出されています。
北辰図書によると、北辰偏差値は、その回の受験者だけを基準にするのではなく、これまでのデータなどをもとに埼玉県の同学年全体の平均を推定して算出されています。
だからこそ、確約を考えるときは「点数」よりも「偏差値」を確認するわけです。
確約の目安は偏差値いくつ?
これは高校によって大きく違います。
一般的な目安としては、
| 北辰偏差値 | イメージ |
|---|---|
| 70以上 | 難関私立・上位コースを狙えるレベル |
| 65~69 | 上位私立・上位コース |
| 60~64 | 中上位私立・特進系コース |
| 55~59 | 中堅私立・進学系コースなど |
| 50~54 | 私立高校の選択肢がかなり広がる |
| 45~49 | 学校・コースによって確約の可能性あり |
| 44以下 | 学校ごとの基準確認が特に重要 |
ただし、これはあくまで目安です。
「偏差値55だから必ず確約が取れる」
という意味ではありません。
高校によって、単願・併願、コース、内申点、加点項目などの条件が違うからです。
実際に高校ごとに基準は違う
例えば2026年度入試の埼玉平成高校では、公式に「内申」または「偏差値(北辰テスト等)」による学力参考値が掲載されています。
S特進コースでは、北辰テスト等の偏差値が単願62、併願64。
特進コースでは、単願50~53、併願52~55など、条件によって複数の基準があります。
さらに、内申点による基準も設定されています。
つまり、
同じ高校でもコースによって必要な偏差値が違う
ということです。
内申点も重要
北辰テストだけを頑張ればいいというわけでもありません。
私立高校の個別相談では、北辰テストの成績とともに中学校の通知表などを確認することがあります。高校によっては、内申点を満たすことで北辰テストの偏差値基準を補える場合もあります。
例えば、
「北辰偏差値○以上」
または
「5教科内申○以上」
というように、複数の基準が設定されている高校もあります。
英検・漢検などが加点になる場合も
さらに高校によっては、
- 英検
- 漢検
- 数検
- 部活動
- 委員会活動
- 生徒会活動
- 出席状況
- 資格
などが評価されることがあります。
2026年度の埼玉平成高校でも、英検・数検や出席状況、委員会・部活動などを評価して加点する制度が案内されています。
そのため、
「北辰偏差値があと1足りない」
という場合でも、すぐに諦めるのではなく、個別相談で加点条件を確認することが大切です。
確約を取りたいなら北辰テストを何回受ける?
ここも非常に気になるところです。
高校によって扱いは違いますが、複数回の北辰テストの成績を利用するケースがあります。
高校によっては、
「良かった成績を複数回提出する」
といった基準を設定している場合があります。
そのため、1回の結果だけで判断するのではなく、できるだけ複数回受験しておくことが重要です。
「今回は失敗したから終わり」
ではありません。
次の北辰テストで偏差値を上げるチャンスがあります。
北辰テストで確約を取るまでの流れ
一般的には次のような流れになります。
① 北辰テストを受験
まず北辰テストを受けます。
② 成績表を確認
点数だけではなく、北辰偏差値を確認します。
③ 志望校を決める
自分の偏差値や内申点から、候補となる私立高校を探します。
④ 高校の個別相談に参加
北辰テストの成績表や通知表などを持って、学校の個別相談に参加します。
⑤ 基準を確認
高校側から、
「このコースなら基準を満たしています」
「あと偏差値○必要です」
「内申が○あれば対象です」
などの説明を受けます。
⑥ 受験する
条件を満たしていれば、その後正式な入試を受験します。
なお、一般に「確約」と呼ばれている仕組みは、正式な合格通知そのものではありません。最終的には高校の入学試験を受ける必要があります。
「確約」と言われても入試は受ける
ここは保護者の方にも覚えておいてほしいポイントです。
「確約をもらったから試験を受けなくていい」
ということではありません。
確約はあくまで埼玉県の私立高校受験で使われている事前相談の仕組みです。
実際の入試では、正式に願書を提出して受験する必要があります。
したがって、
確約=入試不要
ではありません。
北辰テストで何点を目標にすればいい?
では、結局何点を目標にすればいいのでしょうか。
ここは「点数」ではなく、まず志望校の北辰偏差値基準を調べるのがおすすめです。
例えば、
「この高校の特進コースに行きたい」
のであれば、
「その高校の特進コースは北辰偏差値いくつが目安なのか」
を確認します。
そして、
「現在の偏差値が58」
「目標が62」
なら、
偏差値4アップを目標にする
という考え方になります。
点数だけを追いかけるより、目標が明確になります。
一番大切なのは「志望校ごとの基準」
北辰テストで確約を取りたいなら、
「何点取ればいい?」
ではなく、
「自分が行きたい高校・コースの確約基準は何?」
と考えることが大切です。
高校によって、
- 北辰偏差値
- 内申点
- 単願・併願
- 必要な成績回数
- 加点制度
- 英検などの資格
- 部活動実績
などが違います。
ネットに掲載されている基準も参考にはなりますが、年度によって変更される可能性があります。
最終的には、高校の個別相談会で最新の基準を確認することが一番確実です。2026年現在も、確約基準は学校ごとに異なり、正式な基準を個別相談で確認することが重要とされています。
まとめ
「北辰テストは何点で確約が取れる?」
という疑問への答えは、
「一律に○点という基準はない」
です。
埼玉県の私立高校の確約では、北辰テストの偏差値が重要な判断材料になり、さらに内申点や資格などを組み合わせて判断される高校もあります。
そのため、
点数を見る → 偏差値を見る → 志望校の基準を確認する → 個別相談へ行く
という流れがおすすめです。
特に中学3年生なら、できるだけ早い段階で志望校をいくつか決めておき、その高校の確約基準から逆算して北辰テストの目標偏差値を設定しておくといいでしょう。
「北辰で何点取ればいい?」ではなく、
「自分の志望校には北辰偏差値がいくつ必要なのか?」
ここを見ることが、確約を取るための第一歩です。



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